看護師の転職時に人気の診療科
看護師の転職の面接では、希望する診療科目を聞かれることが多いです。
転職する前に科によって働き方が大きく変わります。
したがって、転職前に人気の診療科目について、知っておくとよいでしょう。
このページを読むことで分かることは主に以下の2つです。
今後の転職活動の一助になれば幸いです。
看護師の転職で人気の比較的楽な診療科は?
看護師の新卒時と転職時では希望する診療科は異なることが多いです。
看護師としてのキャリアを積んだ転職時にはワーク・ライフ・バランスを考慮したり、キャリアプランを現実に合わせることが多くなります。
したがって、新卒時に憧れた診療科と異なることも多くなるのです。
看護師はどの診療科で働いても激務なのではというイメージがありますが、比較的楽な診療科目もあります。
たとえば、基本的に命に関わるようなケースがない眼科は精神的に楽なことから、看護師から人気があります。
雰囲気も穏やかなところが多いため人気があり、身体的にも精神的にも楽な職場です。
眼科は急変につながる重症患者が来ることはほとんどなく、身体的な介助が必要な人もほとんどいないので、看護師にとって身体的、精神的負担は少ないといえます。
特有の検査機器を使用するので使い方を覚えるまでは大変ですが、覚えてしまえば簡単です。
検査や診察では一人の患者にかかる時間は長いですが、平均して患者数は少なめなので対処しやすいでしょう。
皮膚科も覚えることが少ない職場なので人気があり、基本は医師の診察補助になります。
処置の介助とガーゼ交換、包帯巻きなど難しい業務はなく眼科と同様に身体介助が必要な患者がほとんどいないので身体的に楽です。
急性期病棟でバリバリ仕事をしてきた看護師には物足りなさを感じるかもしれませんが、眼科や皮膚科のクリニックなら夜勤もないので定時に帰ることができます。
楽に働くことができる看護師の診療科目の中で一番人気があるのが、心療内科です。
心療内科と言うと患者が暴れたり暴言を吐くのではと思うかもしれませんが、実際は症状が軽い人や投薬で落ち着いている人がほとんどなので心配はまずありません。
診察の案内と採血や点滴が基本的な業務になるので、話が長い患者さんがいない限りは残業もないので肉体的にはかなり楽です。
遣り甲斐がある職場で、若い患者さんが多いので支持されているのが整形外科です。
患者の回復が目に見えて分かる職場なので、モチベーションを維持しやすいメリットがあります。
整形外科は命にあまり影響がなく夜勤時に急変がないのが良いところで、重症患者が比較的少なくどの患者も回復して元気になっていくので働き甲斐があります。
看護の処置も難しいものは少なくルーティンな作業が多く、基本的に体育会系のノリで明るい雰囲気の職場が多いのが特徴です。
中でも美容外科は特に注目を集めている職場で看護というよりはエステに近い感覚で楽しく仕事ができ、自身も美に磨きをかけることが可能です。
採血室も看護師から人気の高い診療科目で、透析や採血、献血などの特殊な業務を行う科になります。
血管の細い患者に対してはやりにくさがあり技術が求められますが、日々の業務で必ず採血の腕は上がります。
基本的には同じ作業の繰り返しなので、仕事の内容的には楽な職場です。
精神科は看護師にとって勤務したくない診療科目としてよく取り上げられますが、患者の心をケアすることで改善過程を実感できるので遣り甲斐を感じる人が多いです。
残業は少なめでプライベートの時間を持てることが多いことから支持する看護師も少なくなく、人気の診療科目の1つでもあります。
看護師として行う処置が他の診療科目と比べると極端に少ないので独特ですが、患者としっかり向き合って信頼関係を構築できれば働き甲斐のある職場です。
働いてみたい人気の診療科の特徴とは?
働いてみたいと思う診療科で人気の産科・婦人科、手術室、小児科、内科、整形外科の特徴です。
産科・婦人科の特徴
産婦人科で働く看護師の仕事は、産科と婦人科があります。
産科は妊娠から出産前後の母子の検診介助、診察介助のサポートが主な仕事です。
婦人科が対象とするのは、子宮筋腫や子宮がん、卵巣がんなど女性特有の疾患となります。
幅広い年齢症の患者が対象となることが婦人科の特徴です。
看護師のやりがいとして、生命が誕生する瞬間に立ち会えることをあげる人が多いです。
産科、婦人科の両方に共通しているのは、精神的なケアで、看護師には優しさと精神的なタフさが求められます。
手術室の特徴
手術室看護師(オペナース)の仕事は、主に器械出しと外回りになります。
いずれも手術を円滑に行うために必要な仕事です。
医師との意思疎通も大切で、患者さんの命にかかわることも多いため精神的タフさも必要です。
一つの目標に向かって仕事を進めていくことにやりがいを感じる人が多いようです。
基本的に手術は平日昼間に行わるため、土日出勤や夜勤はほとんどありません。
したがって、プライベートを充実させたい人にも向いています。
夜勤手当がない分、給与が少なくなると言ったデメリットはあります。
小児科の特徴
小児科では主に0歳の乳児期から15歳までの子どもを対象としています。
ただし、成人でも診察することがあります。
小児科では外科的な処置以外の疾患に対応しているため、看護師に総合的な知識とスキルが必要です。
小児科を希望する看護師は、子どもが治療を受けて回復する姿を見ることをやりがいと感じていることが多いです。
また子どもが好き、将来、自分の子育てに活かしたいという理由も多いです。
小児科の看護師は、子どもだけでなく、保護者との信頼関係築くことも大切です。
内科の特徴
内科は治療する疾患や患部によって、多くの種類に分かれることもあります。
内科では、看護に必要な基本的な知識、スキルを幅広く学ぶことができるため人気です。
患者さんと接する機会が多く、治療期間の長い患者さんと付き合っていく機会も多いため、じっくりと信頼関係を築くことが必要です。
患者さんとのコミュニケーションにやりがいを感じる看護師が多いです。
緊急対応は少ないですが、薬や診療・処置についての説明が求められるため、日々の勉強も必要となります。
整形外科の特徴
整形外科は、主に骨折や関節痛などの患者さんを抱える診療科です。
整形外科では、骨格系、神経系の解剖生理について学ぶことが必要となります。
患者さんの生命に関わるケースが少なく、精神的な負担は少ないので人気です。
また患者さんの回復が目に見えて分かることが多く、患者さんとの関わりがやりがいに繋がることも多いようです。
整形外科の看護師は、理学療法士や作業療法士、ソーシャルワーカー、放射線技師と連携することが多いことも特徴です。
患者さんの命を預かることがプレッシャーになる看護師さんに人気の診療科は以下の通りです。
命に直接かかわらない看護師の仕事おすすめ11選
①透析クリニックの看護師
②産業看護師
③保育園看護師
④コールセンターの看護師
⑤美容クリニックの看護師
⑥耳鼻咽喉科の外来クリニックの看護師
⑦皮膚科の看護師
⑧献血ルームの看護師
⑨精神科の看護師
⑩眼科の看護師
⑪リハビリテーション科の看護師
(引用元:『命に直接かかわらない看護師の仕事おすすめ11選』看護師 求人 navi比較)
看護師の転職時に人気の診療科とは?のまとめ
・人気の比較的楽な診療科は眼科、皮膚科、心療内科、整形外科、採決室、精神科である。
・働いてみたい診療科で産科・婦人科、手術室、小児科、内科、整形外科は人気である。
②看護師の転職で人気の診療科の仕事の特徴がわかる。