薬局薬剤師の転職と転職サイトの選び方
薬剤師の転職で多い転職先といえば、やはり調剤薬局です。
2020年の厚生労働省の調査(※)によると薬局薬剤師の数は18万8,982人で、2018年時の調査より4.7%増となっています。
薬局から薬局、病院から薬局、ドラッグストアから薬局など転職時に業界を変える方は多くいます。
薬局薬剤師から製薬企業、医薬品卸企業、CRO・SMOへの転職と比較すると、劇的な変化ではないかもしれません。
しかし、職場が異なるだけでなく業界まで異なれば、その環境の変化は非常に大きなものになります。
したがって、何を目的として転職するのかは、転職前にじっくりと検討する必要があるでしょう。
この記事では、その目的を考えるヒントを提示しています。
ぜひ自分に合った職場が見つかるように転職の目的を定めましょう。
薬局薬剤師の転職時の職場の選び方
転職先の薬局を選ぶときの指標です。転職で何を重視するのかを考えるときに大きく分けると次の3つの指標があります。
②スキルアップで選ぶ場合
③働き方で選ぶ場合
①仕事内容で選ぶ
たとえば、「患者さんと深くかかわっていきたい」という場合、積極的に在宅医療を行っている薬局、もしくは積極的にかかりつけ薬剤師・薬局に取り組んでいる薬局がおすすめです。
在宅医療は、個人宅と施設がありますが、より患者さんとかかわりたいのなら、個人宅の方が患者さんに関わる時間が長くなります。
かかりつけ薬剤師・薬局は、一人ひとりの患者をしっかりとフォローする制度です。
要件として「患者が受診しているすべての医療機関、服用薬等の情報を把握」し、「調剤後も患者の服薬状況、指導等の内容を処方医に情報提供し、必要に応じて処方提案」等とあります。
したがって、患者さんと深くかかわりたいという希望がある場合、地域連携薬局やかかりつけ薬剤師の取り組みに積極的な薬局の求人を探すとよいでしょう。
「チーム医療に関わりたい」という場合も在宅医療を実施している薬局はおすすめです。
医師、看護師、ケアマネジャーなど他職種との連携は必須となります。
ただし、その関わり方は薬局によって異なりますので、求人票をみるだけでなく、事前に転職エージェントに確認しましょう。
②スキルアップで選ぶ
「OTC医薬品の知識を身につけたい」、「専門性を高めたい」など自身のスキルアップを念頭に転職を選ぶ場合です。
OTC医薬品の知識を身につけるなら、調剤薬局併設のドラッグストアがよいでしょう。
薬局なら門前薬局ではなく、地域の医療機関から広く処方箋を受け入れる面薬局がおすすめです。
「専門性を高めたい」のであれば、専門・認定薬剤師の資格取得に対して、サポート体制の整っている薬局、もしくは他の医療機関と連携し、千雄mン的な薬学管理を行っている薬局の求人を探すとよいでしょう。
③働き方で選ぶ
「地元で働きたい」というのであれば、個人経営の薬局かその地域で展開している薬局を選ぶとよいでしょう。
その地域限定の薬局であれば、地元を離れる可能性は低いです。
全国展開している薬局チェーンであっても、勤務エリア希望について、事前確認しておけば問題ありません。
「子育て、出産後も働きたい」場合、育児支援、サポート体制の整っている薬局がおすすめです。
産休・育休後の復職実績が多いかどうか、子育て中のサポートが充実しているかどうか、求人票をみるだけでなく、転職エージェントにも確認しておくとよいでしょう。
また女性管理職が多いかどうかも一つの目安となります。
薬局薬剤師の転職時の転職サイトのおすすめは?
薬局薬剤師の求人を探すときに、薬剤師転職サイトに登録すると、希望条件の調剤薬局が見つかりやすくなります。
その際に正社員として働きたいのでしたら、「マイナビ薬剤師」は最もおすすめできる薬剤師転職サイトです。
薬剤師専任アドバイザーが、マイナビ薬剤師の持つ情報力・交渉力を駆使し、あなたの知りたい職場情報を教えてくれるでしょう。
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保有する調剤薬局の求人の数、実際にマイナビ薬剤師で転職した実績も多いので、安心てきるでしょう。
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