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介護福祉士のメインの仕事:寝食サポート
現在日本は超高齢化社会に突入していますが、それに伴って介護保険の総費用は右肩上がりに上昇しています。2000年度には約3.6兆円だった費用が、2013年度には9.4兆円にもなっています。このペースで行くと2025年には約21兆円にも昇るとされています。このような状況の中で介護の仕事の需要が今後高まっていく事が予想されます。
介護の仕事の代表格と言うと、介護福祉士が挙げられます。介護福祉士は入浴や食事などの介助はもちろんのこと、レクリレーションをしたりリハビリテーションを実施したりと、施設利用者の健康増進や維持のために様々なことをこなします。中でも寝食のサポートは毎日行なうことのため、仕事内容をしっかりと意識する必要があります。
具体的な仕事内容
介護福祉士の仕事内容についてもう少し具体的に見てみましょう。まず食事介助ですが、介護福祉士のサポートを必要とする方の中には一人で上手く食事ができない方がいらっしゃいます。そのような場合に、スプーンなどを使って食事を口に運んであげたりします。さらに食事介助だけではなく、食事の準備を手伝うことも仕事の一環です。別の仕事は移動介助です。利用者の中には起き上がったり座ったり歩いたりという基本的な動作もままならない方がいらっしゃいます。介護福祉士は利用者に連れ添って一人ひとりに合わせた移動介助をする必要もあります。
さらに排泄の介助も大切です。動きに制限があるという方は一人で排泄行為をすることができません。さらに排泄機能に障害がある方もいらっしゃいます。そのような場合に介護福祉士はトイレに誘導したり、排泄の手伝いをしたりおむつ交換をしたりします。入浴の介助の必要です。自力で入浴できない方のために、身体的なケアはもちろん、緊張や苦痛を和らげるために入浴を手伝います。こまめに着替えの介助を行うのも介護福祉士の仕事です。着替えをするのは綺麗に着飾るためだけではなく、その動作そのものがリハビリの一環となるからです。これらに加えて外出に付き添ったり、施設内のレクレーションを盛り上げたりするのも介護福祉士の仕事です。
介護福祉士は体力仕事
介護福祉士に求められる能力は多くあります。利用者と仲良くなるためのコミュニケーション能力はもちろん、介護に必要なノウハウをもたくさん詰め込む必要があります。さらに体力も必要です。食事の配膳や介助、レクリエーションの参加などは別として、着替えの介助や入浴介助などにはかなり体力を使う場合があります。コツを意識していないと腰痛などのリスクもあります。そのため先輩などに尋ねて、どのようにすれば体への負担を少なくできるかノウハウを蓄える必要があるでしょう。