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介護業界で働くためには資格が必要?
仕事で働く上で役立つ資格はたくさんあります。代表的なものをあげると、介護福祉士初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、理学療法士、作業療法士介護予防、運動指導員などがあります。これらの資格は介護業界で働く上で必ず必要な資格というわけではありません。介護業界で無資格の方でも働くことができます。介護業界の中でも最も大切なのは「介護が好きだ」「介護業界で役に立ちたい」という気持ちです。
無資格・未経験だから無理ということはありません。経験やスキルに合わせた家事援助などから始めて、習得状況に応じてスキルアップのために業務を拡げていくという働き方ができます。とはいえ全ての企業が無資格・未経験者に働く場所を提供してくれるとは限りません。「財団法人 介護労働安定センター」の調査では、「どのような保有資格があるか」という質問に対して、「無資格」と答えた応募者の方はわずか4.8%しかいませんでした。
免許取得を最初から意識しよう
以上の点を踏まえると、介護関連の何かしらの資格を取得することを最初から意識することが大切だと言えます。いきなり社会福祉士や介護支援専門員などになることはできませんが、少なくとも介護職員初任者研修や介護職員実務者研修などは決して狭き門ではないため、取得に挑戦すると良いでしょう。どちらの研修も受講するために必要な資格や経験は設定されていません。
特にこだわりがなければ、介護職員初任者研修を受けてから実務者研修を受けるという順番が良いでしょう。実務者研修は初任者研修と比べて内容が幅広く専門的です。この実務者研修を受けて3年以上の実務経験を経たのちに、介護福祉士国家試験受験して介護福祉士になるための道が開かれます(実務経験ルートの場合。福祉系高校ルートでは福祉系高校にて定められた科目や単位を取得して卒業していることが条件)。
免許取得でキャリアアップを目指そう
国家資格である介護福祉士になった後は、いっそうのキャリアアップを目指す事ができます。例えばケアマネージャーを目指してみることができます。ケアマネージャーは介護福祉士や社会福祉士などの法定資格を保有していること、そしてその資格に基づく業務経験が5年以上あることなどが受験資格となります。
ケアマネージャーになることで処遇が改善されますので、給料アップを目指す人にはぜひ目指しておきたい資格です。いずれにしても介護の仕事に就く場合は免許の取得を事前に意識することが大切です。もし無資格で介護業界ですでに働いている方は、働きながら何かしらの介護資格の取得を目指すと良いでしょう。