多くの医師にとってキャリアを目指す上で、大学の医局の存在は欠かせません。ですから、医局を選ぶ際には将来を見据え、自分に合ったものを慎重に選ぶ必要があります。では、どのように自分に合った医局を決めればよいのでしょうか？医局の決め方とその選び方のコツについてみてみましょう。
医局の魅力とは？
市中病院と医局には違いがあるため、医学生の多くがどちらを選ぼうか悩まされます。医局の魅力は人脈を築くことができることをまず挙げることができるでしょう。それには上級医から直接学べ指導を受けられることもありますし、海外から最新の医療情報も得られます。
また先端医療を学べることや、医療設備が充実しているので基礎研究や研究の幅を広げることも可能です。医学博士の取得や専門医などの資格取得、学会活動への参加なども医局ならでは可能な魅力と言えるでしょう。もちろん市中病院も診療経験を積むことや比較的自由が利くなどの利点があります。
自分に合った医局の決め方とは？
医局にはさまざまなメリットがありますが、その反面デメリットももちろんあります。ですから、医局に入る際には、その両方を照らし合わせて自分に合った医局を見つけましょう。では、医局にはどんなメリットがあるのでしょうか？それには学位の取得、専門医などの資格取得、経験の幅、人脈、就業に関するリスクの軽減、アルバイト先の紹介、また医局によっては子育て待遇がある医局もあります。これらのメリットから自分の将来性に合った分野に特化している医局を判断基準の参考にすることができるでしょう。
自分に合った医局の選び方とは？
どの医局に入ろうか悩んでいるなら、将来を見据えたキャリアに優先順位を決めましょう。どんなことを将来実現させたいのでしょうか？医学の研究ですか？それとも専門分野の資格取得でしょうか？役職に付くことを目標としているのでしょうか？学会に参加したいですか？希望する年収や休日、勤務先なども検討しましょう。
これらすべてが当てはまる医局を見つけることはとても難しいことです。ですから、譲れない3つの優先順位を定めましょう。そして、それを軸とし、自分に合った医局を選び、今後のキャリアを伸ばしていきましょう。医局の中にはさまざまな選択肢があります。入局するまえにしっかり情報収集をし、視野を広げてじっくり考えるなら自分に合った正しい医局を選べるでしょう。
